お尻やお股に出来物ができたときに注意したいこと
お尻や股に出来物ができたとき、出来物は痛みがそれほど感じられない場合もあります。
しかし、粉瘤と呼ばれる出来物がお尻や股にできた場合、痛みが出ることがあるため注意が必要です。
通常の粉瘤は痛みやかゆみなどもなく、ただ皮膚にしこりのようなものがあるだけなのですが、炎症を起こした場合には腫れてしまい痛みが生じてしまいます。
お尻やお股など至る所にできることがある粉瘤は皮下に袋ができて、その中に皮脂や汚れが溜まってしまうことが原因の良性の腫瘍です。潰れてしまって中身が出た時には、非常に臭いと言われています。
粉瘤の自己処理は危険!?
粉瘤を自分で潰して処理をすると炎症の原因になり、痛みが激しくなるため避けるようにしましょう。
ニキビを潰してしまう感覚で粉瘤を潰してしまうと、ひどく悪化することがあるため、治療が大がかりになることがあります。粉瘤は触るとしこりがあることが特徴で、普段はそれほど痛みがありませんが、完治させようと思った場合には皮膚科での治療が必要となります。
粉瘤の皮膚科での治療とは?
治療方法は手術で皮下にできている袋の中身を除去したり、袋そのものを除去するものです。粉瘤は、袋を取り除かなければいつまでも繰り返しお尻や股にできてしまうと言われています。
局所麻酔を使い、15分から30分程度の短い手術で済ませることができるので、体への負担も少ないと考えられています。
もしも、粉瘤が痛みをともなう炎症を起こしている場合には、事前に症状を抑える処置をして、その後に手術を行うようにしてもらえるので安心です。
粉瘤は放置していても治ることはないため、症状がある場合には皮膚科でしっかりと相談することをお勧めします。
粉瘤ではなくても、お尻や股にはニキビや毛孔性苔癬などの出来物ができることがあります。
毛孔性苔癬は痛みがなく、ニキビもひどくなければそれほど痛みを感じることはないでしょう。
毛孔性苔癬は放置していてもあまり問題になることはなく、ニキビも普段のケアをしっかりしていれば、それほどひどくなるケースはないと考えられます。