お尻や股に出来物がある場合、ニキビとは限らず他の皮膚のトラブルである可能性も考えられます。
ニキビとは別の出来物種類について
ニキビとは別の症状として挙げられるものには、毛孔性苔癬や粉瘤があります。
どちらもニキビのような出来物がお尻や股にできてしまうことが特徴的ですが、ニキビとは少しずつ症状などが異なっています。
ニキビであれば中に溜まっている皮脂や膿を取り除き、炎症が落ち着けば回復しますが、その他の出来物の場合にはニキビのケアでは回復できないことがあります。
原因や症状もニキビと毛孔性苔癬や粉瘤では異なるため、情報を集めて比較しましょう。
毛孔性苔癬
毛孔性苔癬の場合には、毛穴の詰まりが原因だと考えられていて、それほど気にしなくても良い症状なので、美容面でよほど気にならない限りは放置していても大丈夫だと思われます。
気になるようであれば、自宅でピーリング効果を持っているスキンケアアイテムを使ったケアを行うようにしてみましょう。
ゴシゴシこすって落とすことはできないため、刺激を加えないように気をつけてください。
美容皮膚科でのケアも毛孔性苔癬には効果的で、ピーリングをはじめ、レーザー治療などで綺麗な肌に整えることが可能です。
粉瘤
お尻や股の出来物がニキビではなく、粉瘤と呼ばれるものである場合、
状態は少し深刻だと考えられています。
粉瘤はできると目立ってしまうため、美容面で気になる場面が多く出てきてしまうのです。
そもそも粉瘤と呼ばれる出来物は、良性なのですが腫瘍に分類されているため治療しなければ
治すことができません。
ニキビと非常によく似ていることから治るのではないかと放置する人も多いようです。
しかし、症状が引いても繰り返し出来物ができてしまう状態であれば粉瘤の可能性は非常に高いと考えられます。
粉瘤は皮膚の下に袋状のものができ、皮脂や汚れが溜まることでできるため、放置してしまうと細菌感染が起きたり、炎症を起こすことがあるものです。
できた場所によって座ると痛みが起きることもあるため、しっかりと治療した方が良いと言われることが多くあります。
お尻や股の出来物は、一概にニキビとは断定しにくいものです。
気になる症状や痛みなどがある場合は、早めの皮膚科受診をおすすめします。